ロサンゼルス野球留学の7日目は、日米合同親善試合を行いました。

心配されていた雨にも見舞われずに、カリフォルニアらしい青空が広がる素晴らしい天候に恵まれました。

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毎年日米の国際交流の体験として開催している同大会ですが、今回のテーマは、

~せかいはひとつ~ 

日本を勇気づけるために、南カリフォルニア少年野球団が全面的に協力。本日の球場の売店の売り上げ全てを、日本への義援金として寄付をしてくれることになりました。 球場には地元の日本人の方々によるステーションが設置され、サポートの呼びかけや暖かいメッセージを選手たちに与えてくれました。

また試合前のセレモニーとして、日本語学校に通う子供たちによるゲームのイメージ曲、"It's a small world" ~せかいはひとつ~ を合唱してくれました。

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【動画はこちら】テーマ曲 ~せかいはひとつ~

現地の日本人の方々は、「母国が傷ついているのに、何も出来ないのが悔しい・・・こういう機会で少しでも力になれれば」と皆さまの想いをしっかりと受け止める事ができました。

選手たちにも今日がどれだけ特別な日か感じてもらたい。両国の選手たちは袖に喪章をつけて試合に挑みました。

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【動画はこちら】親善試合 ~自己紹介~

また試合前に選手全員に向けてリーグ会長はこう伝えました、

「苦しんでいる仲間がいれば助け合おう。それはアメリカであろうが日本であろうが、どこでも一緒。世界は一つなんだ。好きな野球がプレーできるこの瞬間に感謝をし、フェアプレーで楽しもう!」 

両国の国家斉唱をし、選手たちは元気よくグラウンドに走り出しました。

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【動画はこちら】親善試合 ~君が代斉唱~

【動画はこちら】親善試合 ~アメリカ国歌斉唱~

【動画はこちら】親善試合 ~参加者紹介~

現地ユースベースボールリーグはこの日の親善試合におよそ500名もの選手から出場希望の応募を受けたようです。その中から野球のレベルとは別に、「この親善試合に出場することで、人生にどのような影響を与えるか」というテーマについて作文を書き、最終選考まで残った選手たちが選抜軍として組まれたのです。野球だけが出来ても、それは社会的には通用しない、といったアメリカならではの「文武両道」を大切にした文化でもあります。

年齢は9歳~14歳までと年齢に差はありますが、年齢に応じてピッチャーや打順を変えたりして公平に試合を行いました。

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【動画はこちら】親善試合 ~試合風景~

【動画はこちら】親善試合 ~日本人対決~

まさに真剣勝負!日本人選手の名前がアナウンスされると会場は大歓声。親戚や友達を連れてきていたホストファミリーもいたので、自分の息子を見守るかのように熱い声援を送っていました。

結果的には点差が開いてしまいましたが、選手たちの表情からは結果以上に「笑顔」と「元気」がにじみ出ていました。共に戦った仲間との握手、ユニフォーム交換、サイン交換など、日本ではなかなか味わうことの出来ない体験ばかり。プロ野球選手になった気分だったね!

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【動画はこちら】親善試合 ~試合終了~

これでみんなともお別れ・・・・・と思いきや、突然サプライズ企画の「ホームランダービー」が始まりました!

これはチャリティーイベントの一環で、ホームラン(柵越え)を打った選手家族もしくはホストファミリーが1本につき$10を募金するというシステム。 「俺のホームランで日本の人たちを助けてやるぜ!」とアメリカ人選手たちは元気よく打席へ入っていました。

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【動画はこちら】親善試合 ~ホームラン競争1~

【動画はこちら】親善試合 ~ホームラン競争2~

日本人選手のホームランは・・・・ゼロ(泣) ただ1人、英語学校のアンジェラ先生の弟、KAI君(14)がなんと特大ホームラン4本を記録!!そのパワーは圧巻で、みんな脱帽でした。。

ホームランダービーが終わっても選手たちの交流は続きます。せっかく出会った仲間なのに、もう別れなければならない・・・・できる事ならずっと一緒に野球をやっていたい。 限られた英語力の中で、たくさんの仲間たちと友情を築いていました。

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この親善試合を開催するにあたり、ご協力をいただいた全ての方々に心から感謝申し上げます。

同じ夢を持った仲間が集まれば何だってできる!

そう、「せかいはひとつ」なんだ。


最後にみんなで記念撮影。またいつか、同じフィールドの上で対戦できるといいね!!

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本日集められた義援金は、$567.55でした!ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!集められた義援金は、ベースボールコミュニケーションが責任を持って日本赤十字に義援金として寄付させていただきます。皆さまの暖かい想いが、どうか東北地方の被災者に届きますように・・・・